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10.24屋久島憲章の想いを受け継ぐ会

屋久島は、世界自然遺産登録して28年になるそうです。そんな今、先人達の想いを受け継ぎ、屋久島の未来について様々な活動に取り組むプロジェクト、イマジン屋久島の実行委員会主催による、「屋久島憲章の想いを受け継ぐ会」が前日、屋久島町役場にてありました。

会の目的には、こうありました。

” 屋久島を見つめることは、これからのあるべき世界を考えること。世界が一変した 2020年に、「今、屋久島と?」変わっていくものと、変わらないものを、どちらも大切にできるように。これからどういう島に暮らしていきたいのか、どういう世界に暮らしていきたいのかを歴史を知り、先人の想いを受け継ぎ、創造します “

このメッセージを読み、その直後に屋久島憲章に目を通した私は、是非この会に参加したいと思ったのです。この憲章は、素晴らしいビジョンであると同時に、今、私たちが直面し取り組むべき重要なテーマが掲げられていたからです。

そして、感動しました。移住生活半年を迎えた私と中原高志ですが、この数年間、シャスタリトリートや聖地巡りをする中で、都会での暮らしにピリオドを打ちたいという思いを抱きつつ、遂に屋久島に導かれたのですが、この屋久島憲章を拝読した後では、今ここにいることに運命的なものすら感じるのです。

会では、屋久島への熱い思いを胸に、地元出身の皆さんや移住者の方々が30人ほど集まり、屋久島について心を分かち合う素敵な時が流れていました。

屋久島憲章を生み出した柴 鐵生さんは、学生時代を東京で過ごす中で屋久杉保護活動を展開するも、屋久島側の視点に立った議論を重ね活動をするため、8年間の東京生活を後に屋久島に戻られて、仲間達と「屋久島を守る会」を結成!屋久島原生林の活動に尽力をつくし多大なる貢献をされたのだそうです。

芝 鐵生さんとそのお仲間は、つまり、屋久島の森を守った方々であるということです。

屋久島憲章が伝えているのは、この島への想いだけでなく、全世界へ、母なる地球への想いが込められています。でも先ずは、この屋久島からです!大自然と寄り添い共存する暮らしの中で、自然という生命のもつ厳しさと尊さ、恵みを知り尽くしている島の人々であるから故に、過去の歴史や経験からの学びを今に生かし、今後、様々に創造的な活動が展開されていくことでしょう。そして未来へと、ビジョンが実現されていくに違いありません。

私たちの意識は、命あるすべてと響き合っています。森は、大地を海を、私たち人間を守ってくれます。今この時、すべての人が、美しき地球という惑星を未来永遠に残していくという使命に向かう時なのではないでしょうか。

私たちは、島の暮らしにおいては、まだまだ駆け出しですが、今、目の前の事に意識を傾け取り組みつつ、少しでも屋久島という地に貢献し、ビジョンに向かって生きてゆきたいと思います。

富士 ふじ子、中原 高志

【屋久島県憲章全文】

前文
地球と人類の宝物である屋久島。 この島は、周囲132km、面積503km2の日本で5番目に大きい島である。 屋久杉を象徴とする森厳な大自然に抱かれ、神々に頭をたれ、流れに身を浄め大海の恵みに日々を委ねて人々が生きた島。この島は、はるかな昔から人々の魂を揺さぶりつづけ、近世森林の保全と活用で人々が苦しみ葛藤した島である。そして今、物質文明の荒波をようように免れた屋 久島は、その存在そのものが人間に対する啓示であり、地球的テーマそのものであ る。
この島に住む私たちは、この屋久島の価値と役割を正しくとらえ、自らの信念と 生きざまによって、この島の自然と歴史に立脚した確かな歩を始める。そのため、 この島の自然と環境を私たちの基本的資産として、この資産の価値を高めながら、 うまく活用して生活の総合的な活動の範囲を拡大し、水準を引き上げていくことを 原則としたい。
この原則は、行政機関はもちろん、屋久島に係わる全ての人々が守るべき原則で ありたい。 国の自然遺産への登録も、鹿児島県の環境文化村構想も、この原則を尊重し、理 想へ向けて、その水準を高く100年の計を誤らず推進されることを願うものであり、 これを契機として、次のことを目標とし、ここに屋久島憲章を定めます。


条文

1 わたくしたちは、島づくりの指標として、いつでもどこでもおいしい水が飲め、人々が感動を得られるような、水環境の保全と創造につとめ、そのことによって屋久島の価値を問いつづけます。

2 わたくしたちは、自然とのかかわりかたを身につけた子供たちが、夢と希望を抱き世界の子供たちにとって憧れであるような豊かな地域社会をつくります。

3 わたくしたちは、歴史と伝統を大切にし、自然資源と環境の恵みを活かし、その価値を損なうことのない、永続できる島づくりを進めます。

4 わたくしたちは、自然と人間が共生する豊かで個性的な情報を提供し、全世界の人々と交流を深めます

こちらの動画より、美しい屋久島の風景をバック柴鉄生さんによる屋久島憲章の朗読を聴くことが出来ます。是非、一度ご拝聴下さいませ。youtube.com/watch

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