旧暦の元旦の本日、一本の電話がありました。
電話をいただいたその方との繋がり
実は先日不思議で面白い出会いから始まりました。
それは僕がミカン農園でいつものように草刈りをしていた時のこと、ふと視線の先を優雅に羽ばたくアサギマダラが通り、ぼくも目を留めていました。
よく見かけるアサギマダラさんですが、その時にぼくは、「やっぱり飛び方が優雅で好きなんだよなぁ」と、見入って作業を小休止し、歩み寄ったのです。
僕がアサギマダラと初めての出会いといえる瞬間はご縁のある場所でいままでの人生の転機となるタイミングだったのもあり、思い出深いその瞬間にタイムスリップしたような感覚でした。
そして、その農園のアサギマダラは、落ち着いて羽を休め、姿をよく見せてくれたのですが、その時に羽の柄がなにか気になりました。
まるで文字のような柄が入っている、
いや、むしろ文字??
そして目が大きくなり、さらに寄り、じっと見つめると、うん!なにか文字がある!
僕はそんなことがあるのかとびっくりして、急いでスマホを持ってきて、なんとか、カメラに収めることができました。
作業を再開しながらも頭はワクワク、なんだろうかと思案が巡り、休憩時間に入って、いろいろなと考えていました。
それまで、アサギマダラは遠距離を移動する蝶だとは知っていたので、なにか調査目的の可能性があるとは思っていたのですが、この暗号めいた、記号にもみえ、さらに謎が深まりましたが、それはすぐに解けました。
これは羽の外側から書いた文字が透けているのかもしれない。
案の定で、画像反転して、記号番号が判明、そして、Web検索により、アサギマダラのマーキング調査をしている人達の存在がわかりました。
その情報により、早速関係団体へ連絡をとってみたところ、山口県のある方が11月10日に捕獲、マーキングされたアサギマダラを僕が(2月6日)再捕獲したようだということが解りました。
そんな事があるんだと、その事実にびっくりしました。
ですが、この突然の出来事に対して
僕の心が感じたこと
それはそのアサギマダラさんが僕にメッセージを届けてくれたのではないかと、そして、その写真に収めた最初の判明できない文字がなんとはなく”RESTART”
“再始動”に見えたのです。
かつて最初にアサギマダラにであった時のようにまた”Transformation”変化が始まる。のではないか…と感じました。
そう思えると、嬉しくなりました。
帰宅してから、富士子に話すと、「それはすごいことだよ!」とむしろ僕以上に感じ取る勢いで共感してくれ、僕も心で感じたことを信じられた気がします。
奇跡的な出会いをまたひとしおに受け取ることができたような気がします。
そして、今日、かかってきた電話の方はそのアサギマダラの情報が確定したとのことでした。
やはり、山口県から、しかも下関市。
というのは、僕が学生時代に住んでいた場所であり、最初にアサギマダラに出会った時に住んでいた場所です。
その時から時空を超えて風が吹いているのを感じ、感謝と喜びをそのアサギマダラさんに伝えた今です。
心で感じたその感動を受け取り、
やってくる変化に胸を開いていこうと思いました。
過去から繋がれる今にありがとう。
そしてここからの素晴らしい未来へ向かって。
みなさんのここからの一年とその先が、最高のものになりますように、そしてそのスタートを祝して。
高志